「日本酒が肌にいい」って、嘘だと思う方もいらっしゃるかもしれません。
日本が誇るすばらしい発酵食品なのに、少し前までは
「おじさんの飲み物でしょ・・・」
と思われ、女性からは敬遠されがちだった日本酒。
しかし近年、日本酒には美容と健康に素晴らしい効果があることが見直されています。
美肌にいいらしい!と、意識の高い女性の間で日本酒愛好者が増えています。
そしてそんなジワジワきている日本酒ブームと共に、飲むだけでなく肌からも日本酒を取り入れる
「日本酒美容法」
が、国内外の女性の間で熱い注目を浴びているのです!
日本酒を醸す杜氏さんの手肌が白く美しいというのは、もはや有名な話ですよね。
おじさんの手肌までもキレイにしてしまうほどとってもお肌にいい日本酒パワーを、女性が利用しないのはもったいなさすぎます!!
もともと、日本酒を飲むことが大好きな私。
でも飲むだけではなく、肌から取り入れてキレイになれる日本酒美容法についても極めたい!と思い、日本酒がなぜお肌にいいのか?美容と健康にもたらすさまざまな効果についてまとめてみました。
この記事の目次
日本酒がもたらす美容効果とは
日本酒は、米・麹・酵母・水というとてもシンプルな材料から菌たちの発酵の力で作られます。
つまり、ケミカルな成分でできた化粧品をできるだけ排除したい、オーガニック志向の女性にもぴったりなんです。
そんな発酵パワーから生まれる美容効果はこんなにたくさんありました!
1.コウジ酸がもたらす美白効果
日本酒の原料のひとつ、米麹。
この米麹に含まれるコウジ酸という成分には優れた美白効果が認められており、20年以上も前から、厚生労働省から美白成分として認可されています。
メラニン色素の生成を抑制する
コウジ酸には、メラニン色素の生成を抑制する働きがあります。そのため、コウジ酸を摂取することで、そもそもシミ・そばかすが出来にくい肌になれるのです。
また、活性酸素の発生を抑える働きもあるため、肌の老化を防ぎ、シミ・シワ・たるみを予防する効果が期待できます。
肌糖化によるくすみを抑える
最近、テレビや雑誌でよく耳にするようになった、「糖化(とうか)」。
糖化というのは、体内で起きる自然現象なのですが、このときに作られるAGEsという物質により、肌が黄色っぽくくすんでしまうのです。
コウジ酸には、この「糖化」を防ぎ、AGEsの発生を抑える作用があります。
2.相乗的な美肌効果
日本酒がもつさまざまな成分により、相乗的な美肌効果が期待できます。
肌のキメを整えるアミノ酸
日本酒には肌の構成成分であるアミノ酸が豊富に含まれています。
この肌の材料であるアミノ酸を摂取することで、角質層にうるおいを与え、肌のキメを整える効果があります。
保湿力と弾力アップ
日本酒の独特の旨味成分である、αGG(アルファグリコシルグリセロール)。
白鹿さんの研究により、このαGGには、肌内部のヒアルロン酸やコラーゲンの産生を促進する作用、さらにグリセリンを上回る保湿力があることがわかりました。
この作用により、肌の保湿力や弾力アップが期待できます。
肌にいいだけじゃない!健康効果もすごかった
もちろん飲みすぎはよくありませんが、適量であれば日本酒には驚くほどの健康効果があるんです!
1.フェルラ酸がもたらすアンチエイジング・認知症予防効果
日本酒に含まれるフェルラ酸は、ポリフェノールの一種です。
フェルラ酸は高い抗酸化作用によるアンチエイジングの効果があり、またメラニン色素の生成を抑制するため、美白効果が期待できます。
さらに、脳神経を保護し、脳機能を改善する働きにより、認知症やアルツハイマー病の予防効果があることも発見されました。
2.心臓疾患を予防する効果
日本酒には、善玉コレステロールを増やす作用があり、これにより動脈硬化を予防する効果があります。
また、日本酒を飲むことによりウロキナーゼという物質が増え、血液凝固を防ぎ、血栓をできにくくする作用があります。
さらに血流もよくなりますので、心臓疾患を予防する効果が期待できるのです。
お肌にもからだにもいい!日本酒って素晴らしい♪
今回は日本酒がもたらす美容と健康の効果をまとめてみました。
日本に住む私たちにとってなじみの深い日本酒を、これからもっと美と健康に役立てていきたいですね。