以前、保湿力の高い化粧品について調べていたときに知った、「ヒルドイド」。
そても素晴らしい保湿薬ヒルドイドを、本製品とジェネリック同時に試せる機会がありました。
今回はヒルドイドおよびとジェネリックの使用感と、処方箋が受けられない場合に通販で買えるヒルドイドについてご紹介します。
この記事の目次
ヒルドイドの本製品とジェネリック
冬の乾燥肌がひどいときにかかりつけの皮膚科でお医者さんに行き、ヒルドイドを処方してもらいました。
そのときのやりとり↓↓↓↓
私「最近、肌の乾燥がひどいんです・・・。
知人からヒルドイドっていうお薬が乾燥肌に良く効くって聞いたんですが、処方していただけますか?
できれば、ヒルドイドローションとヒルドイドソフト軟膏とどちらが使いやすいか比べたいので、両方出してもらえませんでしょうか・・・?」
とお願いしたところ、、

処方してくれました(;'∀')
しかも、頼んでもいなかったのに本製品のヒルドイドと、ジェネリック医薬品のビーソフテンローションまでw
いちおう、
私「強いお薬ですか?使い方に注意が必要ですか?」
と聞いてみたところ、
お医者さん「ううん、ただのヘパリン。全然平気(きっぱり)」
とのことでした(^^;)
ヒルドイドローションと軟膏、ジェネリックのビーソフテンローションを比較
お医者さんに処方していただいた
- ヒルドイドローション
- ヒルドイドソフト軟膏
- ビーソフテンローション(ジェネリック)
以上の3種類を比較してみました。
ヒルドイドローション

まずはヒルドイドローション。
ボトルちっちゃい。。。

乳液状ですが、かなりゆるめで伸びの良いのテクスチャです。
この写真の量あれば、顔中濡れそうなくらい。
普段の乳液代わりに使うか、結構水分量が多そうなので化粧水なしでこれだけでもいいかも。
においはありません。
ヒルドイド軟膏

そしてヒルドイドソフト軟膏。
ムヒくらいの大きさのチューブです。

結構固い。そして伸びはそれほど良くなく、重いテクスチャです。
でも嫌なべたつきは感じません。製薬会社も塗り心地頑張って良くしてくれてるんですね。。
こってりしているので、手足など広い部分の乾燥肌とか、毛が生えているようなところに塗るのは難儀しそうな感じです(^^;)
ただ、肌にしっかり残る感じなので、目元のシワや、口元のほうれい線に留まって効いてくれそうです。
ネットで調べたヒルドイドソフト軟膏の口コミとして、アイクリームとして使っているという人もいました。
なるほどすごく効きそうですが、この場合は、目の粘膜に付かないように充分注意が必要ですね。
こちらもにおいはありません。
ビーソフテンローション

ビーソフテンローション。こちらがヒルドイドのジェネリックになります。

とろみのある化粧水です。
めちゃくちゃ吸収がよく、乾燥した季節だと塗ったそばから浸透してしまう感じです。
冬だと少し物足りないですね。
ビーソフテンローションは、べたつく季節に使うのに適しているものかなと思います。
においはありません。
通販で買えるヒルドイドのジェネリック
日本のメーカーのヒルドイドを買うには医師の処方箋が必要ですが、海外メーカーのヒルドイドクリームはビーソフテンという名称でジェネリック一般薬として通販で購入できます。
さらに。。。
海外メーカーの製品だと、ヘパリン類似物質の配合量が多く保湿効果が高いバージョンの、ヒルドイドフォルテクリームというのがあるらしいです|д゚)。知らなかった・・・。
海外メーカー品と聞くとちょいと心配なので調べてみたのですが、製造元は「OLIC Ltd」というタイの製薬会社でした。とりあえず中国ではなかったので少し安心。
で、この「OLIC Ltd」さんは、日本のジェネリック医薬品を作っている「富士製薬工業」さんという製薬会社の傘下の会社らしいです。ようするにタイにある日系企業ということですね。
https://www.fujipharma.jp/pdf/20120803_OLIC_jp.pdf
そういう感じの会社なら信用できるかな(*'ω'*)
ヒルドイドの保湿効果が素晴らしいことはわかっているので、これからさらに乾燥が激しくなる冬の保湿対策としてジェネリックのヒルドイドフォルテクリームを試してみようかな、と思っています。
余談ですが、今回見つけたヒルドイドを個人輸入できるショップで販売していたプラセンタがめちゃくちゃ良さそうなんですよ。。。
ヒトプラセンタって、日本では医療用としての利用しかできないけど、プラセンタのなかではとても安全性も効果も高いんです。
これが一本400円台で買えるなんて。
購入検討してます(*'ω'*)
ヒルドイドについて
そもそもヒルドイドとは

ヒルドイドとは、マルホ株式会社から発売されているヘバリン類似物質の商品名で、血行促進と皮膚の保湿に効果のあるお薬です。
ヒルドイドの主な効果・効能は保湿ですが、血流を改善し肌の新陳代謝を高める作用があるので、シミやシワへを改善する効果が期待できます。
ヒルドイドの種類
ヒルドイドには、使用感や基材の違いにより、4種類のお薬があります。
- ヒルドイドクリーム0.3%
- ヒルドイドソフト軟膏0.3%
- ヒルドイドローション0.3%
- ヒルドイドゲル0.3%
この4種類のヒルドイドのうち、保湿を目的として使用されるのは、ヒルドイドクリーム、ヒルドイドソフト軟膏、ヒルドイドローションの3種類です。
ネット上でアンチエイジングに効くとして話題になっているのは、この3種類を指しています。
ちなみにヒルドイドゲルは、ケガの痛みや腫れの治療などに使用されます。
ヒルドイドの副作用
ヒルドイドは塗り薬ですので、命に関わるような重篤な副作用はありません。
ヒルドイドソフト軟膏とヒルドイドローションの副作用発生率は0%、ヒルドイドクリームでわずかに0.93%ですので、ほとんど副作用の心配がないお薬といえます。
わずかに起きる可能性のある副作用としては、発疹、発熱、痛み、かゆみなど、皮膚上の一時的なものですので、ヒルドイドの使用を止めればほとんどが改善します。
ただひとつ注意が必要なのは、ヒルドイドは血栓を溶かし血流を良くする作用があるお薬ですので、血友病などの出血性疾患がある方は使用できません。
また、粘膜への使用は禁止されています。
もし顔に塗る場合は、目の粘膜に入らないように注意が必要です。
ヒルドイドのジェネリック医薬品

ヒルドイドのジェネリック医薬品で有名なのは、
「ビーソフテン」
です。
こちらも処方箋が必要なお薬ですので、入手するには病院の診察を受ける必要があります。
ヒルドイドの成分「へパリン類似物質」とは
ヘパリン類似物質とは、体内にある「へパリン」という物質と似ている、つまり「類似」している成分です。(そのまんまですね)
体内の成分に似ているため、とても安全性が高いのが特徴です。
ヘパリン類似物質には「保湿」「血行促進」「抗炎症作用」の働きがあり、乾燥肌の改善にとても効果があります。
一般的な保湿成分として、ワセリン、セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸などがありますが、これらはどれも表皮まで、あるいは角質層までしか届かないのに対し、ヘパリン類似物質は角質層のさらに奥の基底層まで届きます。
このため、他の保湿成分が肌表面だけの保湿であるのに比べ、ヘパリン類似物質は肌の内側から乾燥を改善する成分であると言えます。
ヒルドイドとジェネリック比較まとめ
ヒルドイドローション、ヒルドイドソフト軟膏、ビーソフテンローションを実際に使ってみて、効果、使い心地ともに私が一番気に入ったのは ヒルドイドローションです。
お風呂上りに、ヒルドイドローションだけを塗って寝たところ、翌朝の肌はめっちゃしっとりモチモチでした(*´ω`*)
乳液として使うのはヒルドイドローション、目元のシワやほうれい線などにヒルドイドソフト軟膏、広い部分の保湿およびべたつく季節の使用はビーソフテンローションを使うのがよい感じです。
保湿の実力は本当にすばらしいヒルドイドちゃんたち。
ただ、お薬ですので、お医者さんや薬剤師さんからの注意をきちんと守って正しく使用しましょう(^^)
処方箋なので病院の診察を受けないと買えませんが、気軽に試してみたい方には、ヘパリン類似物質の含有量がヒルドイドと同じ市販薬もあります。
病院に行く時間の無い方は試してみるのもいいかもしれません。
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