40代・50代になると急激に増えると言われている女性のがん、乳癌。
タレントの北斗晶さんや、小林麻央さんが乳癌になられたのは記憶に新しいところです。
毎回乳癌検診を受けていれば大事には至らずに済むと安心していたのですが、必ずしもそうではなく、誰でもいつでも乳癌にかかる可能性があります。
私は母を乳癌で亡くしているため、毎年の健康診断のときに乳癌検診も必ず受けるようにしています。
でも、早期発見よりもうれしいことは、そもそも乳癌にならないということ。
そこで今回は、乳癌になりやすい人の特徴と、少しでもリスクを減らすため乳癌になりにくい食べ物を調べてみました。
この記事の目次
乳癌になりやすい人の特徴
乳癌のリスクはだれでもありますが、特に乳癌になりやすい人の特徴というのがあります。
一般的に、乳癌になりやすい人の特徴は以下のような条件です。
・未婚である
・出産未経験である
・出産回数が少ない
・高齢出産である
・授乳未経験である
・初経年齢(生理の始まり)が早い
・閉経年齢(生理の終わり)が遅い
・近い家族(母親、姉妹)に乳がんにかかった人がいる
・飲酒習慣
・運動不足
・・・高齢出産以外、私はほとんど当てはまるんです。。
これだけ見ると本当に不安になります(:_;)。。。
しかし忘れてはいけないのが、
「乳癌になりやすい特徴がひとつも無い人でも、乳癌にかかる人はたくさんいる」
ということ。
そしてそれと同時に、
「乳癌になりやすい特徴を持っている人でも、一生乳癌にかからない人もたくさんいる」
という事実です。
あくまで「確率」が少し上がるという話であって、乳癌になりやすい特徴がある人はかならず罹患するという確定論ではないんです。
逆に、なりやすい特徴が当てはまらない人は絶対罹患しないという安心な話でもない。
私の母は、
- 親族に乳がん患者はいない
- お酒も飲めない
- 30歳までに姉と私の2人を出産(初潮年齢は知らないけどw)
- 踊りが趣味で定期的に適度な運動をしていた
という、乳癌になりやすい特徴はほとんど当てはまりらない人でした。
でも乳癌にかかってしましました。
また北斗さんもお子さんも2人いらっしゃるので出産経験もあり、近いご家族には乳がん患者はいないそうです。
乳癌になりやすい特徴はそれほど当てはまるとは思えません。
乳癌になりにくいカラダになる、予防効果の高い食べ物
現在、がんを予防すると言われている食べ物はいろいろあります。
その中で、特に乳癌を予防する効果が高いと言われているものをご紹介します。
大豆、大豆製品
大豆に含まれるイソフラボンはポリフェノールの一種で抗酸化作用があるため、それ自身にがん細胞の発生を防ぐ働きがあります。
イソフラボンは腸内細菌の働きでエクオールという物質に変わります。
このエクオールには、女性ホルモンであるエストロゲンの過剰分泌を防ぎ乳がんを発生しにくくする抗エストロゲン作用があるのです。
しかしその反面、エクオールは女性ホルモンと似た分子構造のため、エストロゲンが不足している際には逆にその働きを補充してしまう作用があります。
つまり、その人の体質や年齢などの条件により、体への働き方が変わるのです。
そのため過剰に摂取すると、ホルモン依存性の乳癌に既に罹患している人や、閉経後の女性の場合は、かえって乳癌を促進してしまう可能性もあります。
基本的に、大豆製品はできるだけ食品していれば、イソフラボンの過剰摂取になることはありません。
ただし、体内でイソフラボンをエクオールに変えることができない体質の人もいます。
日本人では2人に1人がエクオールを作れないんだとか。
エクオールを作ることのできない体質の人は、補助的にサプリメントとして取り入れるのもいいかもしれませんね。
自分がエクオールを作れる体質かどうかは、簡単な検査キットで調べることが出来ますよ。
ブロッコリー、ブロッコリースプラウト
ミシガン大学総合がんセンターの研究結果で、ブロッコリーやブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンという成分が、癌幹細胞を死滅させ、新しいがんの増殖を抑制することがわかりました。
ブロッコリーにはさらに特筆すべきMMTS(メチルメタンチオスルホネート)という成分が含まれています。
MMTS(メチルメタンチオスルホネート)は、変異した細胞(ガン化しはじめた細胞)を修復してくれる成分です。
予防だけでなく、修復する成分まで含まれているところが、ブロッコリーがガン予防の最強の野菜だといわれるゆえんだと思います(^^)
また、ブロッコリーの注目すべき成分のひとつに、近年発見された「ブロリコ」があります。
ブロリコは免疫細胞を活性化、特にNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化させる働きがあるのですが、その活性効果が他の食品に比べて高いのが特徴です。
どのくらい高いかというと、
- アガリクス(β-グルカン)の約50倍
- メカブフコイダンの約60倍
- DHAの70倍以上
- スルフォラファンの100倍以上
- アサイーの約240倍
- プロポリスの1000倍以上
なんかすごいですね(;'∀')
ただこのブロリコという成分は特別な抽出方法でないと取り出せないらしく、普通にブロッコリーを食べるだけでは摂取できないのが残念。
今のところ、ブロリコを摂取するにはサプリメントという方法しかないみたいです。
私は以前、子宮頸がん検診の結果が3aだったとき、免疫力を上げるためにブロッコリーから抽出した成分「ブロリコ」のサプリを飲み始めました。
正常に戻った今は、免疫力が落ちてるなと感じるときに飲むというスタイルをとっています。
ゴーヤ
血糖値やコレステロール値を下げる作用があるため糖尿病に良いとして話題になったゴーヤ。
米国のセントルイス大学のランタ・レイ(Ratna B. Ray)氏や、米コロラド大学がん研究センターのラジェッシュ・アガーワル(Rajesh Agarwal)教授らの研究結果によると、ゴーヤのエキスに人間の乳癌細胞を抑制する効果があることがわかりました。
また、その後のさらなる研究により、膵臓がんの抑制にも著しい効果が見られることがわかったそうです。
もともと私はゴーヤが大好きで、夏はよく食べるのですが、野菜として出回るのは夏だけですので、ゴーヤが買えない時期はパウダーを取り寄せて青汁として取り入れています。
パウダーですがやはりゴーヤなので苦いです(笑)
私はニンジンジュースやフルーツジュースに混ぜて飲んでいます。
コリンを含む食材
コリンは、食事からしか摂取できない必須栄養素ですが、このコリンに乳がんを抑える作用があるそうです。
コリンを充分に摂取している女性は、そうでない人に比べて25%も乳がん発症率が低いとのこと。これは無視できない数字です。
コリンを多く含む食材は、卵、コーヒー、大豆、レバー、カリフラワー、小麦の胚芽などです。
自分自身の免疫力をアップする、野菜ジュース(人参リンゴジュース)
私は自分の体を整える目的で、毎朝、野菜ジュース(人参リンゴジュース)を作って飲んでいます。
https://beautiful.red/juicerecepi/
きっかけは、末期がんから完治を果たした、ムラキテルミさんという方の記事を読んだことです。
世にも美しいガンの治し方
http://murakiterumi.com/cancer
このサイトを拝見すると、乳癌に限らずガンをはねのけるためには免疫力がいかに重要かがよくわかります。
ムラキさんのご指導にあたった石原結實先生の考え方も、私にはとても納得がいくものだったので、早速、先生の著書と低速ジューサーを購入し、野菜ジュース生活を始めたというわけですw
じつはちょっぴりめんどくさくなり、ここしばらくサボり気味でした。。
が!これを機に、また今日から再開したいと思います(^^)
まとめ
乳癌になりやすい特徴を持っている人であっても、食生活や生活習慣でそのリスクをぐっと下げることは可能です。
ただ、そもそもどのガンであっても、遺伝子のコピーミスで出来てしまったガンの芽を、自分の免疫で退治しきれなかった状態が積み重なるのが原因とされています。
であれば、まずは自分の免疫力を正常にする生活を心がけたうえで、もしガンになってしまったら全力で治療をがんばる、というのが一番いい考え方なのかなという気がします。
リスクにビビって好きなものを我慢して(私の場合はお酒w)、生活の質(QOL)を下げてしまっては人生楽しくないですしね。
これからもがんになりにくい食生活や生活習慣を心がけた上で、乳癌検診を毎回きちんとり受けていこうと思います(^^)/