子どものころ、コーヒーやコーラは体に悪いから飲むなと母親から言われた世代の私です(笑)
いや、47歳アラフィフの私と同世代以上の人だけでなく、コーヒーが体に悪いと思っている人たくさんいると思うんです。
いやなんというか、イメージでw
しかーし!
最近の研究で、コーヒーが実は美容にも健康にもいいスーパーヘルシードリンクだということがわかってきたらしいんです。
太りにくくなる・血糖値の上昇を抑える、がんや認知症を予防する、などなど・・・。
そんなヘルシードリンクであるコーヒーの健康効果についてまとめました。
この記事の目次
コーヒーがもたらす美容と健康によい効能・効果とは?
昔はあんなに悪者だったコーヒーが、一転して体にいいと言われるようになったのは理由があります。
それは、コーヒーに含まれるポリフェノール「クロロゲン酸」や「カフェイン」の健康効果が証明されたからなんです。
美容と健康によいとされるコーヒーの有効成分による効果は、こんなにたくさんありました。
カフェインの覚醒・脂肪燃焼効果
コーヒーはもともと薬として飲まれていたとも言われているくらい、カフェインにはさまざまな薬効があるんです。
主な効果としては、覚醒効果・解熱や鎮痛・倦怠感の緩和などがあります。
カフェインを摂取後、30分ほどで脳に作用し、計算能力や記憶力などをアップする効果があるそうです。
またカフェインには代謝エネルギーをアップさせる働きがあります。
コーヒーを1日3杯飲むと、代謝エネルギーはおよそ30kcal上昇すると言われています。
たったそれだけ?と思いますが、1年で考えると、毎日3杯のコーヒーを飲むだけで年間1.5kgの体重が減るという計算に。
運動前にカフェインを摂ることで、脂肪燃焼効果がさらに高まります。
カフェインは摂取してから体に吸収されるまで15分以上かかるといわれていますので、運動開始の20分以上まえにコーヒーを飲んでから運動するのが効率的ですね。
クロロゲン酸の糖尿病・がん・動脈硬化・心筋梗塞予防効果
独特の色や苦み、アロマなど、コーヒーの特徴的な部分を作り出しているのがクロロゲン酸。
ポリフェノールの一種で、強い抗酸化力があります。
このクロロゲン酸(ポリフェノール)の強力な抗酸化作用により、以下のような健康効果が期待できます。
- 脂肪の蓄積を抑え、燃焼させる
- 血糖値の上昇を抑え、インスリンの分泌を抑制するため、2型糖尿病を予防する
- 活性酸素を抑制し、がん・動脈硬化・心筋梗塞を防ぐ
コーヒーには、赤ワインと同程度のポリフェノールが含まれています、
ポリフェノールの1日あたりの摂取量をコーヒーから摂るためには、1日3杯程度の摂取が必要になります。
アディポネクチンの長寿・ダイエット効果
アディポネクチンは「長寿ホルモン」や「やせホルモン」とも呼ばれている物質です。
100歳以上のご長寿の方はこのアディポネクチンの分泌量が多いそうです。
そしてコーヒーを飲む習慣のある人は、このアディポネクチンの血中濃度が高いことがわかっています。
アディポネクチンには血管の働きを正常にしたり、血糖値の上昇を抑える働きがあります。
このため、動脈硬化や糖尿病の予防、肥満防止に役立ちます。
ニコチン酸の肝機能アップ効果
ニコチン酸は、ビタミンBの一種であるナイアシンを構成する物質です。
糖質・脂質・たんぱく質の代謝を助け、中性脂肪を減らす働きがあります。
また、アルコールを分解する酵素の働きを助けるため、肝機能の正常化も期待できます。
ちなみに、タバコに含まれる「ニコチン」とは全く別の物質ですのでご心配なく!(^^)
コーヒーのギモン。
コーヒーが健康に良いことはわかりました。
いままで知らなくてゴメン、コーヒーちゃんw
そんなコーヒーについてのいろいろな疑問や、今まで間違って覚えていた都市伝説などを調べてみました。
どんなコーヒーを飲めばいいの?
コーヒーの有効成分「クロロゲン酸」は、焙煎により減少します。
健康効果を期待するなら、浅煎りのコーヒー豆を選びましょう。
また、ブラックで飲むのが理想的です。
どのくらいの量を飲めばいいの?
前述しましたが、健康効果が期待できる量のクロロゲン酸(ポリフェノール)やカフェインを摂取するためには、1日3~4杯が理想的です。
コーヒーは胃に悪い?
クロロゲン酸には胃を活性化する働きがあります。
健康な人にとっては良い効果なのですが、胃酸が多い人にとっては、胃酸過多により胃もたれなどを起こすこともあるようです。
また胃がんの原因になるという都市伝説もありましたが、ガセですw
むしろガンのリスクを下げる効果があります。
コーヒーを飲む習慣と胃がんの発生の関連性はまったくなかったという調査結果も報告されています。
妊娠したらコーヒーは厳禁??
カフェインの過剰摂取で流産のリスクが高まるといううわさがあるようですが、これも因果関係は証明されていないようです。
それでも心配な場合はストレスになりますので、カフェインレスコーヒーが安心ですね。
インスタントコーヒーでも健康効果はあるの?
ドリップコーヒーもインスタントコーヒーもカフェインの量は変わりません。
しかし、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸の含有量をみると、インスタントコーヒーはドリップコーヒーの1/5しかありません。
覚醒効果や、運動時の脂肪燃焼効果だけなら、インスタントコーヒーも充分効果があります。
クロロゲン酸の健康効果を期待するなら、ドリップコーヒーがおすすめです。
コーヒーの効能まとめ
コーヒーが美容と健康にもたらす効能や効果についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
嗜好品と思っていたコーヒーに、ここまでの美容・健康効果があるとは、正直驚きです。
これまでは習慣的に飲むことはなかったのですが、これからは適度に取り入れていきたいと思います(^^)